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固定資産税と償却資産

投稿者:佐々木 拓也札幌

|2020年12月23日(水)

固定資産税とは
・土地 ・家屋 ・償却資産 の所有者に対し、
その固定資産の所存する市町村が課税する税金になります。

税額の算出について
課税標準額×税率1.4%で出た金額が税額となります。
課税標準額とは、資産の価格(評価額)になります。原則3年ごとに(償却資産は毎年)見直します。

しかし、全ての固定資産に固定資産税がかかるわけではありません。
それぞれの課税標準額の合計額が、
土地は30万円未満 家屋は20万円未満 償却資産は150万円未満は課税されません。ですので、固定資産税はかからないのです。

あくまで例になりますが、
土地 20万円と15万円を所有の場合
課税標準額35万円となり固定資産税がかかります。

土地 20万円 償却資産 100万円を所有の場合
土地の課税標準額 20万円 償却資産の課税標準額 100万円はどちらも免税点ですので、固定資産税はかかりません。

土地、家屋の詳しい内容については、下記URLよりご覧下さい。

償却資産とは

舗装路面や塀などの構築物、機械・装置、船舶、航空機、車両・運搬具、工具・器具・備品など、
土地・家屋以外の事業用資産で、法人税法又は所得税法上の規定で減価償却対象となるべき資産
(耐用年数が1年未満のもの、取得金額が少額のもの、自動車税・軽自動車税の対象となる自動車等を除く)になります。
車両については償却資産になるもの、ならないものがございます。
判断する部分としては、以下となります。
自動車税、軽自動車税の対象となる→
償却資産にならない 対象とならない→償却資産になる

償却資産の対象、対象外になるものについては、下記URLよりご覧下さい。

札幌市 土地の固定資産税・都市計画税
https://www.city.sapporo.jp/citytax/syurui/kotei_toshi/tochi.html

札幌市 家屋の固定資産税・都市計画税
https://www.city.sapporo.jp/citytax/syurui/kotei_toshi/kaoku.html

札幌市 償却資産の固定資産税
https://www.city.sapporo.jp/citytax/syurui/kotei_toshi/shokyaku.html



なお、今般の新型コロナウイルスの影響で事業収入が減少している中小企業者・小規模事業者
に対して2021年度の固定資産税・都市計画税の減免を行う事が決まっておりますのでお知らせします。

<減免対象>
事業用家屋及び設備等の償却資産に対する固定資産税
事業用家屋に対する都市計画税

<減免率>
2020年2月~10月までの任意の連続する3ヶ月間の事業収入の対前年同期比較した際に、
50%以上減少→全額減免 30%以上50%未満→2分の1減免となります。



 

 



 

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