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<第25回>信託の歴史

|2018年11月26日(月)

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今回は、
「家族間による信託」について
詳しく書いていきたいと思います。
 
 
「遺言」の効力が発揮されるのは
本人が亡くなってからですが、
「家族間の信託」であれば、
本人が生きている間に、
しかも遺言の先の先までを
決めることが可能なのです。
 
 
■信託の歴史
 
信託制度は、
中世のヨーロッパで
数多く利用されてきました。
 
その中でも原型となったのは
イギリスの「ユース」という制度と
言われています。
 
 
騎士は一度戦地に赴くと、
生きて帰れるか分かりません。
 
そのため、出征前に、
財産や領地の名義を
信頼できる人に変更して託しました。
 
託された者が、
その騎士の財産の管理や運用を行い、
騎士の家族へと利益を配分していました。
 
 
日本においては、
ヨーロッパを参考として
大正時代に「信託法」が制定されています。
 
また、2006年には、
84年ぶりに大きな信託法の改正があり、
家族間での信託が可能となりました。
 
それまでは、銀行のような
大きな資本力をもつ機関のみ、
信託が可能となっていました。
 
 
■家族間の信託とは
 
 
上記の改正により、
財産の名義を
本人から託される人(受託者)に
書き換えることが可能となりました。
 
そのため、
不動産などの資産を
金融商品化することも出来るようになりました。
 
 
また、
任意代理や任意後見など、
これまでの仕組みとは異なり、
本人の判断能力がなくなっても、
財産が受託者の名義に
変更となっていることで
凍結されるリスクがなくなりました。
 
 
ちなみに、
家族間の信託により
名義が書き換えられた財産は
遺言の対象からも外れます。
 
そのため、事前に「争族」を
防ぐことにもなるのです。
 
 
加えて、
遺言で指定できるのは
次の相続人だけですが、
家族間の信託であれば、
「次の次」、その先々まで、
財産をどう継承してもらうかを
指定できるのです。
 
 
そういった意味でも、
遺言以上に、活用の幅のある制度だと
言えるでしょう。
 
 
今回は、
 
*信託の歴史
 
*家族間の信託とは
 
をお伝えしました!
 
 
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