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<第11回>ビジネスモデルと感情

|2018年03月29日(木)

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ビジネスモデルと新規事業
 
 美しいビジネスモデルを
 考えるWebマガジン
 
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これからのビジネスモデルを
考えるうえで
無視できない要素の1つに
「ロボット」がありますね。
 
ロボットが登場し、
そのロボットに人間並みの
頭脳が搭載される
という未来が現実味を
帯びてきている昨今、
 
それによってあらためて
「人間とは何か」
が問われていると思います。
 
つまり
ロボットの登場によって
人間がどのような感情を持ち
どのような行動をするのか。
 
これまでの
* 人間だけの世界
* 人間と動植物だけの世界
では
意識されなかったことが、
ロボットという存在が
現れたことにより
意識されるようになった
ということでしょう。
 
ビジネスモデルを
練るうえでも
 
 ロボットの登場で
 人間の情緒や感情や
 行動がどう変わるのか
 
に注意を払うのは
重要なことだと思います。
 
 ▽
 
さて、
ロボットの研究を通じて
あぶり出されてきた
 
「人間の新しい感情」
 
をご存知でしょうか。
 
(1) ロボットの外観が、
人間に似てくるにつれ、
人間はだんだんと
好感を抱くようになるが、
 
(2) さらに人間に近づき
類似の具合が
ある線を超えると
突然、嫌悪感に変わり、
 
(3) さらに人間に近づき
人間と区別がなくなると
人間は再び
ロボットに好感を抱く
というものです。
 
例をあげると、
 
(1) 人の形をしていない
ロボットは、
あまり可愛くないが、
人の形をしている
「アトム」は可愛い。
 
(2) しかし
「アトム」よりもっと
人間に類似してきて
「精巧にできているが
 人間ではない」
というところにくると、
蝋人形を見るような
気持ち悪さを
覚えるようになる。
 
(3) しかし、
人間どうしでは
気持ち悪さは感じない。
 
 ▽
 
この
「精巧にできているが
 人間ではない」
に対して
人間が抱く嫌悪感に
 
「不気味の谷」
 
という名前がついています。
 
ロボットが人間に
似てくるにつれ
人間のロボットに対する
感情が良くなっていくのに
 
「精巧にできているが
 人間ではない」
 
というところに到達すると
好感度が急落する。
 
これをグラフで描くと
上昇していたカーブが急に
谷のように落ち込むので
「不気味の谷」
と言われるのです。
 
「不気味の谷」を超えて
されに人間に似ると
好感度は元に戻ります。
 
人間の感情に
このような性質があることは
ロボットの研究がなければ
分からなかったことです。
 
すなわち
「人間の新しい感情」が
* 開発された
* 発見された
と言っても
過言ではないでしょう。
 
ロボットをテーマに
ビジネスをするときは
 
「不気味の谷」に落ちない
 
ように気をつけなければ
なりません。
 
また、このような
「人間の新しい感情」
は、これからもまた
「開発」「発見」
されるかもしれません。
 
人間の経済行動が
感情の影響を受ける以上、
「人間の新しい感情」
に無頓着なままで
ビジネスをするのは
危険だと言えます。
 
 
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■発行者情報
 
 日本ビジネスモデル
 鑑定士協会
 https://www.bzmodel-kanteishi.com/
 
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