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<第23回>水面下のビジネスモデル

|2018年06月01日(金)

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AI時代の新規事業
 
 わくわくするような
 新規事業と
 ビジネスモデルを
 考えるメールマガジン
 
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ビジネスモデルのテーマにも
当然のことながら
「はやりすたり」
というものがあります。
 
例を3つ挙げると、
 
まず1つめは
1990年代の終わりから
2000年代の中ごろにかけて
「排出権取引」
(炭素クレジット)
が話題になっていました。
 
国や企業にそれぞれの
二酸化炭素の排出枠を定め、
* 排出枠が余った国や企業
* 排出枠を超えた国や企業
両者の間で「枠」を取引する
 
いわば
「政治の介入を最小限にし、
 経済原理を取り入れて
 公害の削減をはかる」
という仕組みです。
 
余った「枠」を
お金に変えることが
できるので、
 
「枠」を減らすのに役立つ
商品の開発が進んだり、
 
植林活動をしている
NPOなどに援助をする会社が
増えたり
 
「枠」を証券化して
金融市場で販売しようという
ビジネスモデルが
みられたりしました。
 
でも昨今はこの
「排出権取引」
のニュースは
あまり見なくなりました。
 
 ▽
 
2つめは
「バイオ燃料」
です。
 
2000年代後半だったと
記憶していますが、
中東の石油価格が
ものすごく高くなり、
 
石油の代替として
バイオ燃料の開発が
世界中で行われましたね。
 
当時のアメリカでは
それまで食用や飼料用に
トウモロコシを
育てていた農家が、
 
エネルギー業界に
トウモロコシを
売り始めるようになり、
 
トウモロコシの値段も
高騰しました。
 
シェールガスの研究が
進んだのもその頃です。
 
それが今では、
エネルギー源の多様化が
進んでおり
「バイオ燃料」
に関する大々的なニュースは
あまり見なくなりました。
 
ただし
消えてしまったわけではなく
水面下では今でも基礎研究が
進められています。
 
 ▽
 
3つめは、
上記2つほどには
知られていませんが
筆者としては
気になっているテーマで
 
「ニュートリゲノム」
 
というものです。
 
今世紀初頭に
人間の遺伝子配列
(ヒトゲノム)
が解読されたのをきっかけに
立ち上がった分野です。
 
毎日のように
高脂肪の食事をしながら
心臓病にならない人がいます。
 
日々相当量の
チョコレート菓子を
口にしながら
太らない人がいます。
 
脂肪をそれほど
とっていないのに
コレステロール値の
高い人がいます。
 
その違いは
遺伝子にあるらしいと
わかってきました。
 
これを研究するのが
ニュートリゲノムです。
 
栄養素や食品成分が
体にどう働くかを、
遺伝子から研究します。
 
その結果、
遺伝子を調べることで
 
 あなたに向いている
 食べ物
 
 あなたに向いていない
 食べ物
 
が分かるだろう、
と期待されています。
 
これが分かってくると
さまざまなビジネスモデルが
生まれてくるはずです。
 
日本でも2000年代前半に
ニュートリゲノムから
新規事業を生み出す目的の
コンソーシアムが
存在していました。
 
残念なことに
このコンソーシアムは
いつのまにか
なくなってしまいました。
 
今ではこの言葉を
メディアで見かけることも
ありません。
 
しかし、これも
消えてしまったわけではなく
水面下では今でも基礎研究が
進められています。
 
EUには「NuGO」という
ニュートリゲノム研究者の
ネットワークがあり、
 
日本人がすっかり
忘れ去った
「ニュートリゲノム」を
今も研究しています。
 
 
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 日本ビジネスモデル
 鑑定士協会
 
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