中野会計事務所トップページ >> Webマガジン 日本ビジネスモデル鑑定士協会 >> <第39回>買うビジネスモデル

Webマガジン 日本ビジネスモデル鑑定士協会

<第39回>買うビジネスモデル

|2018年09月09日(日)

▽▲▽▲━━━━━━━━━
 
 
日常生活や仕事のスタイルが
大きく変わる
これからの時代に
個性ゆたかな活躍を。
 
 わくわくするような
 ビジネスモデルを
 考えるメールマガジン
 
 
━━━━━━━━━▽▲▽▲
 
 
ブックオフはCMなどで
「本を売るならブックオフ」
と唱えています。
 
 本を仕入れますよ!
 
と言っているわけです。
 
 本を販売してます!
 
とは言っていません。
 
しかし実際には
ブックオフは書店であり、
本を販売することで
利益を得ています。
 
一般のビジネスであれば
CMを打つなら
顧客に語りかけるように
メッセージを
作るでしょう。
 
ところがブックオフは
顧客には語りかけず、
 
いわば「仕入れ先」に
語りかけています。
 
 ▽
 
同様に
バイク王はCMなので
「バイク売るならバイク王」
と唱えています。
 
 バイクを仕入れますよ!
 
と言っているわけです。
 
 バイクを販売してます!
 
とは言っていません。
 
しかし実際には
バイク王はバイク販売業。
 
バイクを販売することで
利益を得ています。
 
一般のビジネスであれば
CMを打つなら
顧客に語りかけるように
メッセージを
作るでしょう。
 
ところがバイク王は
顧客には語りかけず、
 
いわば「仕入れ先」に
語りかけています。
 
 ▽
 
面白いのは、
「本を売るならブックオフ」
「バイク売るならバイク王」
これらCMメッセージは
 
* 本を売りたい人
* バイクを売りたい人
 
に語りかけていますが、
 
* 本を買う側の人
* バイクを買う側の人
 
も同じCMを見ます。
 
つまり
 
「あそこに行けば
 リサイクル本がある」
 
「あそこに行けば
 中古バイクがある」
 
ということが
知られるようになります。
 
もう1つ面白いのは、
バイク王のほうは
「高額買取」
を標榜しています。
 
 高く買いますよ!
 
というわけですが、
 
単純に考えると
 
高く買ってくれる
ということは
バイクを売りたい人には
ありがたいでしょうけど
 
バイクを買いたい人には
ありがたくない話のはず。
 
バイクの高額買取店から
バイクを買うということは
値段が高いという
ことですからね。
 
だから
「高額買取」
を堂々とPRすればするほど
「売値が高い」
という印象になっていく。
 
なので「高額買取」は
こっそりPRしたほうが
よいのではないかと
単純には思いがちですが、
 
しかし
あらためて考えてみると
 
「高額買取」
を大々的に標榜することで
 
「おそらく品質は
 悪くないだろう」
 
というイメージが生まれ、
顧客が安心する効果が
あるようにも思われます。
 
 ▽
 
顧客ではなく
仕入先を向いたPRをする。
 
これを私たちは
 
「買う」ビジネスモデル
 
と呼ぶことにしました。
 
 
━━━━━━━━━━━━━
 
■発行者情報
 
 日本ビジネスモデル
 鑑定士協会
 
━━━━━━━━━━━━━
  • Clip to Evernote
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

PAGETOP