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<第46回>プラスチックフリーのビジネスモデル

|2018年10月31日(水)

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日常生活や仕事のスタイルが
大きく変わる
これからの時代に
個性ゆたかな活躍を。
 
 
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プラスチックゴミによる
海洋汚染が
世界的な問題として
取り沙汰されています。
 
2年前のダボス会議では
 
「海中のプラスチックの
 総量が、2050年に
 魚の総量を超える」
 
という衝撃的な発表が
なされています。
 
捨てられたプラスチックが
細かい粒子となって
魚の体内に蓄積し
 
魚を食べた人間の便から
プラスチックが検出された
というニュースも
ありました。
 
多くの国が
プラスチックの廃棄や
プラスチックの使用を
制限する動きを
しています。
 
さて、
この問題自体は深刻で、
重く受け止めるべき
ことなのですが、
 
問題解決に深刻な顔は
必要ありません。
 
 暗い問題を
 明るく解決する
 
そういう姿勢も
悪くないと思っています。
 
 ▽
 
プラスチックゴミを
減らす方法の1つとして
 
 ペットボトルの
 利用を減らし
 
 マイボトルに
 切り替える
 
があります。
 
一説によれば
全世界で消費されている
ペットボトルの数は
 
 毎分100万本
 
だそうです。
 
人々がマイボトルを
あたりまえに持つ
ようになれば、
 
これを削減できます。
 
なので
 
「インスタ映えする
 マイボトル」
 
を販売するビジネスが
数年前から
活発化しています。
 
この流れを受けて、最近、
 
 無料の飲料水が
 手に入る場所がわかる
 地図アプリ
 
が開発され、
 
これを使った
ビジネスモデルが
アメリカで生まれました。
 
 ▽
 
アプリ自体は、
 
 現在地の最寄りの、
 無料の飲料水が手に入る
 場所を表示する
 
(たとえばビルの中の
 冷水機の場所など)
 
というだけの
シンプルなものですが、
 
マイボトルが空っぽで
水を入れたいとき、
 
水がどこで得られるのか
これまでは
ひたすら探しまわる
だけでした。
 
むろんコンビニに行けば
水が手に入るのですが
 
それらは
ペットボトルに
入っています。
 
ペットボトルを
使いたくないから
マイボトルを
使っているわけで、
 
コンビニに行くというのは
答になっていません。
 
ですが、このアプリが
登場したおかげで
分かりやすくなりました。
 
それだけではありません。
 
ものすごい数の
カフェやレストラン、
バーガーショップが
 
 このアプリで
 検索されたい
 
という動機から
店内に無料冷水機などの
設置を増やしたのです。
 
たとえば
バーガーショップに
冷水機があれば、
 
アプリを使った人たちが
来店するようになります。
 
すると
マイボトルに水を入れる
と同時に、
 
多くの場合は
ハンバーガーも買う。
 
結果的に
ハンバーガーが売れ、
 
人々はペットボトルを
買わずにすみ、
 
プラスチックゴミが減る。
 
そういうことになります。
 
 現在地の最寄りの、
 無料の飲料水が手に入る
 場所を表示する
 
というだけの
シンプルなアプリが、
 
人々や企業などを巻き込み、
 
 プラスチックゴミを減らす
 ビジネスモデル
 
に成長したということです。
 
 ▽
 
 暗い問題を
 明るく解決する
 
そういう事例として
紹介しました。
 
 
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■発行者情報
 
 日本ビジネスモデル
 鑑定士協会
 
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