中野会計事務所トップページ >> 社長さん儲かりまっか? >> 第17回 決算前に経審対策を

社長さん儲かりまっか?

第17回 決算前に経審対策を

|2018年07月06日(金)

~ 工事受注に直結 ~

 昭和4年生まれの私が小学生だったころ、学期の終わりに先生から渡される通知表に
ドキドキ・ワクワクしたものです。
 当時の通知表は「甲、乙、丙、丁」の4段階評価でした。通知表の評価が良いと、両親に褒めてもらおうと張り切って家に帰ったものです。

teacher_man_print_kubaru.png

 私の子供達の時代では、数字の5段階評価でされていました。
孫の時代になると通知表も「あゆみ」と言う呼び名に変わり「よくできる」
「できる」「がんばろう」という言葉で評価する方式になりました。
 先生からの通信欄も、昔は手書きで書かれていましたが、
現在はパソコンで打ち込んだコメントが書かれており、時代の流れを感じます。

 建設業界にも、通知表のように点数で評価するシステムがあります。公共工事の入札に参加する場合、必ず受審しなければならない「経営事項審査」です。これは、建設企業の企業力を審査する制度で、通知表のように企業に成績をつけるための審査です。

 公共工事を直接請け負うことのない建設企業は必ずしも受ける必要はありませんが、公共工事の入札参加を希望する場合、建設業許可はもちろん、経営事項審査も必ず受けなければなりません。

 平成11年当時、経営事項審査の大改正が行われ、評価される項目内容、得点幅とウェイトなど大幅な見直しがありました。当事務所では、経審対策セミナーを多数開催し、建設業許可・更新から経審評点のシミュレーションまで、建設業に特化した幅広いサポートを行ってきました。

審査項目は次の4項目に分かれています。
  ①経営規模 (X1、X2)
   ~完成工事高や自己資本額など
  ②経営状況(Y)
   ~負債抵抗力や、収益性、財務健全性など
  ③技術力(Z)
   ~技術職員数や、元請完成工事高など
  ④その他の審査項目・社会性等(W)
   ~営業年数や、防災活動への貢献、社会保険などの加入状況や法令遵守など

各評点を算定式に当てはめ算出した合計が総合評定値(P)です。

company_character3_king.png

経営事項審査を受けた企業には「審査結果通知書」が交付されますが、
これが企業の通知表となります。

 経営事項審査は、毎年決算期ごとに申請する必要があります。この審査には有効期限があり、審査基準日から1年7ヶ月の間と定められています。

 有効期限が切れると公共工事を請け負うことができなくなるため、切れ目なく継続するよう申請をしなければなりません。

 決算期前に当期の評価点をシミュレーションすることは、経審評点をアップさせるためにも大切なことです。

 

  • Clip to Evernote
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

PAGETOP