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社長さん儲かりまっか?

第23回 相続と争族の対策を

|2018年10月19日(金)

~ その日に備えて ~

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 人生で何回「相続」を経験するでしょうか? ご自身の両親が亡くなった時、
と考えると最低2回は経験します。結婚すると配偶者の両親の死によって更に 
2回。配偶者が亡くなった場合を合わせると合計5回の相続を経験することに
なります。

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 葬儀を済ませて一段落すると、相続に関するさまざまな
手続きや届け出が待っています。
 代表的なものだけでも手続きは90種類以上あり、その手続きは人によって異なります。また期限が決められているものもあるため、多大な労力や知識が必要になります。

 当事務所では、このような相続に関するサポート業務も行っていますが、相続が「争族」になってしまった例も少なくありません。

 「うちはみんな仲が良いし相続する財産も少ないので、相続でもめる心配はない」と思っていませんか? 仲の良い家庭でも、相続が起こるとさまざまな原因でトラブルに発展する事があります。

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 例えば「不動産」がトラブルの原因になることがあります。相続財産の大半が不動産で、現金がわずかな場合。分けにくい、分けられないでもめ事になることが多くなります。争いの原因は「遺産額」ではなく「遺産の内容」です。

 また、お墓・仏壇を守る子供、介護をしてくれた子供に多く財産を遺したい。既に不動産やお金をあげた子供には相続させず、他の子供に遺したい。障害のある子供がいる。離婚経験があり前妻との子がいるため、預金の解約や不動産相続の手続きに同意が得られるか心配。など、相続に関するトラブルは多岐にわたります。

 遺言書を残しておけば安心、と考えている経営者も多いと思います。法的に効力のある遺言の方式、内容について注意したいポイントなど、遺言書の作成にも注意が必要です。
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  大株主の母が次のような遺言書を残しました。
   「全財産を長男に相続させる」
  しかし、母が亡くなる3ヶ月前に後継者の長男(兄)が亡くなりました。
  すると、長女(妹)と後継者候補(長男の子)との間で対立が起き、
  長女(妹)は「母より先に兄(長男)がなくなったので、遺言書は無効」
  との裁判を起こしました。裁判の結果は「長女の勝訴」代襲相続の失敗例です。

 遺言書は無効となりましたが、この遺言書に「もし、長男が先に死亡したら孫(長男の子)に相続させる」との一文を入れておけば有効でした。

 これから定年を迎えられる世代の方も、今も充実した第二の人生を過ごされている方も、「その日」に備えて、今できることを考えてみませんか?

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