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事業承継のすすめ

第6回 魅力的な企業づくりを

|2015年11月17日(火)

~ 後継者になりたくなるよう ~
 

 最近では、子が後継者になりたがらないという問題があります。経営者(親)にしてみれば、後継者とするために大学まで行かせ、修行のために大企業で働かせたつもりが、いざとなると「継ぎたくない」と言われることもあるようです。
 
►後継者になりたくない?
 後継者が決まっている経営者と後継者の関係は表1の通りです。
 
第6回 表1.gif
 
 まず、子の立場になって考えてみましょう。昔は家督制度もあり、家業を継ぐことは義務として考えられていました。しかし、今の時代は自由にあらゆる分野から、仕事を選ぶことができます。この就職活動の時に、第一の分岐点があります。

teoria-n032.png後継者として、就職先を修行の場として選ぶのか、後継者にはならないつもりで選ぶのか。いったんサラリーマンとして社会へ出て、伴侶と巡り合い子供ができれば、生活は配偶者の意見が大きく影響し、子供中心へと変わってきます。
 仕事が終わり家に帰れば「育メン」に、休日には家庭サービスにと、家族との時間を大切にする傾向となっています。

 一方、休む暇もなく資金繰りに走り回る親の姿を思い浮かべ「後を継ぐほど魅力がない」と感じているでしょう。
 

►承継を承諾しない理由

teoria-n031.gif 後継者候補が、承諾しない理由は次の通りです。

 ①親の事業に将来性・魅力がないから
 ②自分には経営していく能力・資質がないから
 ③今の仕事・企業などが好きだから
 ④今の収入を維持できないから
 ⑤雇用者の方が収入が安定しているから
 ⑥家族が反対するから
 
 親族への承継の場合は、経営者として親としてその仕事に誇りを持ち、仕事の社会的価値・人生価値をしっかりと理解してもらうためにコミュニケーションをとるべきでしょう。さらに、当たり前
のことですが、誰もが後継者になりたくなる「魅力的な企業」にすることです。
 
 「嫁が反対するから承継できないという息子が情けない」と嘆く前に、魅力的な企業を目指すべきです。そうすれば「年俸のカットやリストラ不安のある会社より、お父さんの会社を継ぎたい」
ということになるのです。
 
 もし、子が目指す人生観が他にあり、承継してくれない場合でも、魅力的な企業になれば、承継したい人はいくらでも出てきます。もちろん、M&Aでも良い条件となります。
 

info02 第7回 社長交代時期を明確化
  明日 11月18日(水) 更新予定です。 どうぞお楽しみに!!

 

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