中野会計事務所トップページ >> 事業承継のすすめ >> 第15回 経営損失のリスク回避

事業承継のすすめ

第15回 経営損失のリスク回避

|2016年03月04日(金)

~ 自社環境分析して戦略練る ~

teoria-a016.gif

 今回は現状把握の2つ目「経営リスク」について具体的に説明します。
 

将来の事業の行方
 経営者としては、飾りのない現実の経営リスクをあらゆる角度からとらえ
「事業承継することの意義」を改めて考えてほしいところです。
経営リスクは、事業体制の不備や外的要因からくる「経営損失の危険性」です。また、顕在的リスクもあれば、潜在的リスクもあります。

例えば、私たち会計人にとっての代表的なリスクは次が挙げられます。
teoria-c023.png  ①顧客データの損失
 ②職員が顧客と共にライバル事務所へ移転
 ③営業エリアへ競合出店、異業種からの参入、価格競争
 ④訴訟や賠償などのリスク
 ⑤代表税理士の突然死
 ⑥災害などによる事務所の倒壊、人命損失

記帳代行は、税理士の資格が必要ありません。近年では低価格競争も激しく、異業種からも参入しています。

どの業種も同じですが「競合は同業者だけではない」ことはしっかりと認識すべきです。
経営者として把握しなければならない「経営リスク」と「分析方法」は次の通りです。

◎ 会社の負債状況
 収益性、効率性、安全性、生産性、成長性の5つの視点分析が必要になります。
企業の経営成績は収益性によって判断できます。会社のキャッシュフロー、支払能力を見ることで資金繰りの安全性をチェックします。生産性は経営資源の投入に対して、どのくらいの経営成果が生まれたのか、その効率性をみます。

◎ 自社の分析方法と競合の現状・将来見込み
 自社の内的環境と外的環境を把握し、将来の戦略までを考えます。

代表的な分析方法に、次の3つがあります。

① PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)分析
 限られた資金や資産を有効活用するために、資金を生み出す事業と資金を投入しなければいけない事業を区別し、バランスよく組み合わせます。

第15回 表1.gif

② 5つの力分析(競争要因分析)
 次の5つの項目を分析します。
 ●新規参入の脅威  ●業界内の競争業者の敵対関係の強さ  ●代替品の脅威
 ●買い手交渉力    ●売り手(供給業者)交渉力

第15回 表2.gif

③ SWOT分析
  これは、経営環境の把握と戦略の策定に有効な分析方法です。

第15回 表3.gif

teoria-a002.gif 将来直面する可能性があるリスクや、今まで意識していなかったリスクを
 改めて認識して下さい。
 次回は、5つの視点3つ目「経営者自身」と4つ目「後継者候補」の
 具体的内容を説明します。


info02 第16回
 3月18日(金)更新予定です。どうぞお楽しみに!
  • Clip to Evernote
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

PAGETOP