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事業承継のすすめ

第24回 後継者の受け入れ準備

|2016年08月05日(金)

~ 力が発揮できる環境整備を ~

►納得できる指名
 後継者の選択は、親族や従業員、外部からの受け入れなど、経営者の考えによります。
teoria-n031.gif単に「子供だから」「営業優秀な社員だから」というだけではなく、
関係者の誰もが納得できる後継者の指名が重要となります。
もちろん「今日から○○さんが後継者です」というわけにはいきません。
後継者が持っている資質を、最大限に発揮できる環境づくりも大切な責任の一つです。
後継者の力を発揮させるためには、次の5つをクリアすることが成功への近道です。

1.後継者を迎える準備をする
teoria-k012.gif  後継者がスムーズに引き継ぎ、事業を発展させるためには、今抱えている経営上の問題点を解決しておくことが必要です。また、従業員との摩擦が起きない対処も必要です。現経営者に対してはロイヤリティが高くても、後継者に対して同様とは限りません。特に古参とのトラブルは命取りになることもあります。人事について事前の検討が必要な場合もあります。
 後継者に代わった途端に人事制度が変わると、後継者と従業員の間で摩擦が起きる可能性があります。承継する前に制度変更を行い、落ち着いてから引き継ぐことも検討してください。

2.経営理念の共有と徹底
 経営理念は、経営者の経営哲学や価値観、信条など、経営者個人の人生観が強く反映されます。
さらに、経営手法やサービス、商品の品質や価格に影響します。
teoria-a051.png 従業員にとっては、行動指針や姿勢の基準となります。社内で経営理念を共有することで、従業員が壁にぶつかったときに、意思決定する判断基準となります。
 社外的には、社会への存在価値ともなります。会社のイメージを明確にすることができ、信頼関係も構築されます。後継者に何を継いでもらいたいか明確にし、従業員とともに企業の向かう方向性を示してください。

3.将来目標の共有化
teoria-n016.png 企業は生き物です。ともに成長することが大切です。
 そのためには、経営者が「将来どんな企業に成長するのか」夢を後継者や従業員と共有化するといいでしょう。経営者の情熱に魅力を感じ、人材が集まり、その夢を実現しようと必死に頑張っていくのです。

4.後継者の人物像を明確にする
 企業を成長させるために必要な人材は、経営者自身が一番よく知っています。後継者としての能力要件や性格など望ましい人物像を明確にします。もし、子を後継者としたくても、人物像が合わなければ、他の後継者候補も検討すべきです。まずは企業の発展と存続を優先してください。

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5.妥協せず、あらゆる承継方法を検討する
 承継方法は「親族承継」「従業員承継」「M&A」について検討します。
 さらに、後継者の能力により、事業全部を1人に承継させるのか、分割して承継させるかなどを検討します。

►経営者に必要なもの
teoria-n004.png  経営者として必要な、知識や能力があります。特に重要な知識は「経理と財務知識」「マーケティング知識」「人間力」「リーダーシップ力」でしょう。
 また、知識だけではなく、それを現場で実践できなければなりません。
 「理論を学び実践する」「修正を加えてさらに実践する」この繰り返しで成長していきます。


info02 第25回
  8月19日(金)更新予定です。 どうぞお楽しみに!

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