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なかの語録

100年企業をめざす「事業の承継」(第7回)

【連載】事業承継入門|2013年05月15日(水)

9.事業承継を成功させるための必須条件は?

info01 POINT

 1 ► 経営者としての帝王学を教える
 2 ► 事業承継の事実を周囲に認知させる
 3 ► 後継者に自信とやる気を付ける
 4 ► 承継後はでしゃばらない


     経営者としての帝王学を教える
 
経営者として、身につけておかなければならない学問、あるべき姿を伝えてください。

 ① 経営に対する熱意と意欲  ④ 周囲からの人望  ⑦ 主体性を持つ
 ② 経営センス  ⑤ 真摯さを持つ  ⑧ 客観的分析力を持つ
 ③ リーダーシップ  ⑥ 時間を有効に使う技術  ⑨ 感謝の気持ちを忘れない


     事業承継の事実を周囲に認知させる
 
関係者へ事業承継の事実を伝え、認知をしていただくことが大切です。
主な関係者は、次になります。teoria-h013.png

 ① 親族  ② 会社役員および従業員  ③ 取引先  ④ 金融機関


関係者全員に理解していただくことで、円満な事業承継が進みます。

     後継者に自信とやる気を付ける
 
後継者との間に信頼関係を築き、意見に耳を傾け尊重し、褒めることで、後継者の自信とやる気が出ます。
その結果、後継者自身が意識や知識、行動の自己改革を進めることができます。
自信のない経営者の元では、企業経営もうまくいきません。

teoria-c-a011.png      承継後は出しゃばらない
 
人生の大半を、自社に費やしてきた経営者にとって、後継者に譲るときには、数々の心配があると思います。ついつい口出しをしてしまうことも、あるでしょう。承継後に軌道に乗るまでは、会長として頑張ろうと思っている、経営者もいるでしょう。

 しかし、これではせっかく新社長を中心とした新体制を作っても、新社長はやりづらく遠慮がちになったり、甘えたりして育ちません。
 新社長を立て、待ちの姿勢で見守りましょう。アドバイスは、新社長と2人だけのときに支援型で行いましょう。
 


 info02 次回タイトル
 【親族へ承継するメリットは何ですか?】
            H25.6.1更新予定です。どうぞお楽しみに!!

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