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なかの語録

100年企業をめざす「事業の承継」(第48回)

【連載】事業承継入門|2015年02月01日(日)

49.後継者と決まったら腹をくくって欲しい

flair POINT

 1 ► 経営者の仕事とは
 2 ► 時には厳しさも必要


 ———— 経営者の仕事とは
 後継者は、社内外の教育を受け経営者へと成長していきます。教育を実践に活用できるようにしておくことが大切です。経営者の主な仕事は、次が挙げられます。

 ① 経営計画に基づいた目標と方針を設定し、推進する
 ② 着実に成果を上げる
 ③ トップセールスマンとして、確実に市場を獲得する
 ④ 役員や従業員の、働く環境を整備する
 ⑤ 収支コントロールを行う
 ⑥ 売れる新製品を掴むteoria-a047.png
 ⑦ 企業の現状を把握し、経営課題を真摯に受け止め解決する能力

 ———— 時には厳しさも必要
 経営者となることを決めたら、絶対に途中で「逃げる」ことはいけません。
現実を直視し、過去の成功や失敗、将来不安にとらわれることなく、自身を信じて
勇気を持って立ち向かうべきです。
後継者に自信がなく「決意と覚悟がなければ」誰も付いてきてくれません。
 人が動かなければ、経営は成り立ちません。人を動かすためには、小手先の知識やスキルでは、太刀打ちできない場合もあります。
 しかし人間関係は、あるきっかけを境に劇的に変化するものでもあります。その変化が「後継者の覚悟(腹をくくる)」ことです。

 経営に対する情熱と、絶対につぶさない決意が、廻りの関係者だけでなく、後継者自身の変化をもたらし、円滑な事業承継をもたらすことになります。


info02 次回タイトル
 【貸し渋りや貸し剥がしへの対策を教えてください】
  H27.2.15 更新予定です。 どうぞお楽しみに!

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