中野会計事務所トップページ >> なかの語録 >> なかのコラム 第1回 【仕事の実力を考える】
なかのコラム|2013年01月10日(木)
人の能力・実力を評価する判断基準は、9つの要素の総合力なのです。
頭の性能が良く、誇れる学歴があれば、会社を成功させる「仕事の実力」になるでしょうか?
有名な大学を卒業した、頭が良い・・・それは、それで立派な経歴です。
でも、それは「仕事の実力」の要素の一つにすぎないのです。
9つの要素の一面だけを見て、仕事の優劣を判断することは危険です。
「人の能力を考えると」
実力を評価する判断基準が明確になってきます。
人の能力「仕事の実力」は、この9つの要素の総合力なのです。
1.人生の目的
これが全てのエネルギーの源。人生の目的や人生企画・目標が明確なら、一生懸命頑張れます。
頂点をめざす高い志。
2.受取る力(パソコンなら入力装置)
聞く力・読む力・感じる力・感受性・学習意欲・・・情報の収集能力。
相手の気持ちまで読み取れないと意味が無い。
3.伝える力(パソコンなら出力装置)
伝える力・書く力・話す力・コミュニケーション力・人を動かす力・継続発信・・・
情報発信能力は重要。多くの人の協力を得るためには、プレゼンテーション能力は必要です。
4.頭の性能(パソコンなら演算装置(CPU))
頭の良さ、本質的な頭の良さ。頭で考えられることしか行動できない。
でも、頭が良いだけでは・・・
5.考える力(パソコンならOSとアプリケーション)
仕事を処理する能力、発想法、企画力・・・考える技法の訓練・経験。
頭でどう考え、どう表現し、どう実行していくか・・・考える力が差別化になる。
6.人脈(パソコンならインターネット)
人脈や協力者の広がり「袖すり合った縁をも活かす」。
名刺交換した数ではない。どれだけの人が協力してくれるか。
マーケティングのチャネル、新規顧客の「紹介の連鎖」のベースになる。
7.行動力(パソコンなら運用)
目標達成のための実行力・気力・意思力・やりきる力が重要
8.知識・経験(パソコンなら外部記憶装置)
自分で積み上げた知識と、累積経験量。体験から蓄積された情報の多寡。
少ない材料では、より良いレベルの思考や判断ができない。
9.健康
1~8 全てを支えるものは、健康な肉体と健全な精神力。
ポジティブに長寿をめざそう。
「人の能力は総合力」
人の能力「仕事の実力」は総合力だと思います。
次回タイトル
【あたなは、どんな「人材」ですか?】 は H25.1.20 更新予定です。 どうぞお楽しみに!